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おろち 謎の美少女 楳図かずお原作 おすすめホラー漫画 実写映画 感想


本文には作品の内容が含まれます。
ネタバレNGの方はご注意下さい。


『おろち』 の映画

美醜は表裏一体。美への執念、凄まじい憎悪。それは、誰もが持っている、人間の心の「闇」。

貴女の美貌が、ある日突然
崩壊してしまったら?!

『おろち』 はホラー漫画の巨匠、楳図かずお先生が描いた恐怖漫画で、「週刊少年サンデー」(1969~1970年) 連載。

その後、映画化され、実写版が 2008年公開された事は記憶に新しい。もう40年以上も前の作品ですが

充分鑑賞にたえ得る読みごたえ! 楳図ワールドが色褪せる事はありません。


――同作品のDVDを鑑賞しました。キャラクターの名前など、原作漫画の設定が、一部変更されています。

実写用に盛り上げなければならない事に加え、現代的にアレンジされた部分もある様です。

クライマックスの見せ場である、2人の美人姉妹対決シーンでの、木村佳乃さん(母娘2役)、中越典子さん、迫真の演技が光ります。

木村佳乃さんは、2001年 NHK大河ドラマ 『北条時宗』 で、自由を愛する女性、桐子(とうこ)役の時から

知性あふれる女優さんだと思って
いましたが、期待を裏切りません。


門前家の美人姉妹らを手玉に取る? 山本太郎さん演じる、ダメ男ぶりがなかなかのものです^^;

ただ、おろちの髪はセミロングよりロングヘア、赤より黒い服のほうが、ミステリアスな雰囲気が出たと思います。

個人的には、その点だけが少し残念でした。誰もがもつ心の 「闇」 を浮き彫りにしてしまう、鮮やかな描写力。

楳図かずお先生の
天才たる所以を感じます。


あらすじ

不思議な能力をもつ不老不死の謎の美少女 「おろち」 が、悲壮な運命に翻弄される人々の人生を見つめて行く、オムニバス形式作品。

作品を通してのストーリーテラー的存在ですが、ある人物の人生を、ただ傍観するだけの事もあれば

自らその不思議な能力を使い、ストーリーに積極的に介入して行く場合もあります。

楳図作品の中では、怪談的な恐怖よりも、人間誰もが心にもつ恐ろしい部分を描き出した、心理的ホラーに近い作品。

ラストでのどんでん返しなど、工夫されたストーリーが多くのファンに支持される理由の1つで、芸能人やクリエイターにも信奉者が少なくない

恐怖漫画の第1人者
楳図かずお先生なのです。

みゆ



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ホラー漫画の名作!
謎の美少女おろち!